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実から一瓶の油へ

映像は実を広げ、乾燥させ、選別するところから、粉砕、蒸し、餅づくり、圧搾、瓶詰めへと進みます。

道具、人の手仕事、待つ時間が、油づくりの物語をつないでいます。

製油の現場から

実、製油の設備、瓶詰めの現場。それぞれの写真から、物語の細部をたどります。

割れたツバキの実の殻と、中から見える濃い色の種子の接写。
実と種子
加工設備のそばで作業する、手袋を着けた手の接写。
製油設備の細部
充填設備のそばで作業する人と、瓶の中に金色の液体が見える瓶詰めの場面。
瓶詰めの現場
映像の文字記録

最初は、椿油についてほとんど知りませんでした。 当時、県で投資誘致を担当している人がいました。 私はその人に「椿油とは何ですか」と尋ねました。 その頃、人は百年生きるとしても、 子や孫の世代に木々を残すことはできる、と考えました。 それも、私がやりたいことでした。 2009年に山の斜面を整え始めました。 2010年の初めに植樹を始めました。 植えた後、苗木が草に覆われてしまいました。 私は、この土壌を守りたいと思っていました。 だから、手作業で草を取り続けました。 二年後、出資者たちは続けるのをやめ、私一人でやるようにと言いました。 私は続けて、草が木を覆わないようにしました。 もう一つ、土に「酵素」と呼ぶ資材を使っています。 毎年、山の斜面にその「酵素」を散布します。 木の世話でもう一つ大事にしていることがあります。木に音楽を聴かせることです。 手作業での草取り、「酵素」の施用、椿の木に音楽を聴かせること。 これが、栽培で私たちが大事にしていることです。 椿の実は、二十四節気の霜降の前後五日間に収穫します。 それを、私たちは収穫に適した時期と呼んでいます。 実を少しでも長く木に残したいのです。 だから私は、霜降の後に収穫を始めます。 種子をあと二日ほど木に残し、より多くの栄養を吸収してほしいと思っています。 収穫した実は、まず日陰に積んでおきます。 そこで五日間置きます。 実の殻が自然に開きます。 殻が開いてから三日から五日後、日なたに広げます。 さらに三日ほど干すと、殻がすべて開きます。 近隣の方々に種子の選別を手伝ってもらいます。 選別した種子を、また日なたに広げます。 さらに三日から五日、種子が十分乾くまで干します。 乾いたら、涼しく風通しのよい場所で二か月保管します。 二か月保管した後、もう一度原料を整えます。 カビのある種子がないか確認します。 搾油には、伝統的な方法を使います。 粉砕機は高速で動くため、種子に変化が生じることがあります。 砕いた後、種子を蒸します。 薪のかまどで種子を蒸します。 蒸した後、まず種子を冷まします。 水分を乾かしてから、搾油用の餅を作ります。 その餅には、伝統的に稲わらを使います。 次に、機械で圧搾します。 これが私たちの油づくりの全工程です。 私は「これをやりたい」と言いました。

品質資料